毛玉

物忘れ防止

いない女の匂いを錬成する

 

映画『来る』見ましたか?

見てない人はすぐに見てくださいね。Netflixに入ってますから。

Amazonでも30日400円でレンタルできますよ。下記からどうぞ。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B08CSVXF5W/ref=atv_dp_share_cu_r

 

空前のホラー映画ブーム中の私です。

今までは避けて生きていたんですが何故か急にスイッチが入りまして見れるようになりました。ハッピー。

『来る』はもともと友達に勧められていたこともあり、この機会に見ることにしました。

ホラーではありつつもエンタメ色が強く見やすいらしいということと、柴田理恵さんのスクショをよくTwitterで見かけたな、というくらいの前知識しかありません。

 

2時間後。

 

まんまとなっちゃったよね。

 

比嘉琴子の夢女子に。

(キショ倒置法)

 

松たか子さん演じる比嘉琴子。

目元の傷が印象的な彼女は、作中では最強の霊媒師です。

異形を退ける力は国の有力者も認めるほど。

しかし『来る』の世界での霊媒は物理的な痛みを伴うので、その身体は傷だらけ。

そんな体を革のジャケットと手袋の内に隠し、

美しく、格好良く怪異に立ち向かうわけです。

あのー、めろめろです。

 

比嘉琴子に狂っちまった私は月曜に『来る』原作の『ぼぎわんが、来る』を読み始め、金曜には最新作『ばくうどの悪夢』を読み終えていました。ロシア民謡だってもう少しゆっくりやってるよ。テュリャテュリャ。

読み終えた満足感と、ぽっかりと穴が空いてしまったような気持ち。

最新刊が出るのは3月22日。待てる気がしない。この湧き上がる琴子さん♡結婚して♡の気持ちを発散しないと爆発してしまう。なにかできることはないのか。なにか。なにかッ……

 

匂い……錬成すっかァ〜〜〜!

※脳内がおジャ魔女カーニバルなので思考がホップもステップも蹴飛ばしてジャンプしています。

 

では、琴子さんはどんな匂いがするのか考えていきましょう。

琴子さんは愛煙家でらっしゃるので確実に煙草の匂いがするはず。

お仕事の関係できっとお香の匂いもするでしょう。

自宅で洗濯というよりはクリーニングに毎回出していそうな印象…つまり、洗剤の匂いはしないのでは。

 

ということで材料です。

 

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・ふきん(100均)

ジップロック(100均)

・お香(家にあったやつ)

マルボロゴールド(原作)

マルボロメンソール(映画)

・ダン箱(ZOZOTOWN)

 

映画版の煙草ですが、箱の色からマルボロメンソールかなと予想。

ですがフィルター部分の色が違いました。無念。

どうもフィルターの色が変わったみたいなんですが…あとで映画見返します。

 

まずはふきんにお香の匂いをつけていきます。このように、

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ゾゾの箱にすべてをぶちこみ燻します。

箱を再利用、SDGs

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まだこの時点では煙たくてうっすらいい匂いがする布です。

 

続いて煙草の匂いをつけていきます。

ジップロックにふきんを入れ、そこに煙を吹き込むという方法をとることにしました。

 

さて、お恥ずかしながら私、煙草というものを吸ったことがなく今回が初体験です。

ですが、一度吸ったら手放せないと言う方も多い嗜好品です。

きっとおいしいんでしょう。

では失礼します。

 

葉ァ〜〜〜!(Ado)

 

葉っぱすぎる。いや葉っぱ詰めてんだからそりゃそうなんだけど。口の中がとにかく渋い。

イ°ーッという奇声を発しつつ、それぞれ一本分の煙を吹き込み、ふきんが煙を吸うまでしばらく放置。

 

それにしてもいい天気だなぁ。

私はなにしてんだろうな……?

正気に戻りかけますが懸命に自分を誤魔化していきましょうね。

 

ということで出来上がりました。

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証拠品写真?

 

では嗅いでみましょう。

 

ウ、ウワーーーーーーーーー!!

実存!!!!!!!!

嗅いだことないけど!!!!!!!!(それはそう)

 

メンソールはめちゃくちゃ映画版琴子さん感がありました。

お香と煙草本来の匂いに負けないメンソールが爽やかに鼻を抜けていきます。

圧倒的なカリスマ性を感じさせる香り。

もっとリッチな雰囲気を追加できればより近づく気がします。

 

一方のゴールドはやや無骨な印象。ですが、原作の琴子さんはこういう匂いだろうな、という感じでした。

ひたむきで頑固で、ふと見せる表情が可愛らしい琴子姉ちゃんの姿が見えてくるかのようです。

ただ、ちょっと固すぎる気がするので、こっちは洗剤とか生活感のある匂いを入れてもよかったなーと思いました。

原作の方が家庭的な面もフォーカスされていますしね。

 

あとは、お香の匂いをもう少し深く考えて選べば良かったなと。

今回使ったのは家でも使いやすい、フルーティで爽やかな香りだったので、やや軽すぎる?気がします。

お寺に行くと、もっとずっしりした、胃のあたりが重くなるような香りがするので、そういうものと合わせるとまた違うものになりそうです。

反省点もありますが初回にしてはなかなかよい結果なのではないでしょうか。

 

1,000円ちょいで1日楽しめるのでオススメです。

みなさんも非実在女の香りを創り上げてみてくださいね。

 

あと『来る』見てください。お願い。

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煙草はしばらくいらないです。イ°ーッ!